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倉敷市昭和町のKマンションの現場に訪問して来ました。今日は塔屋の内壁を左官さんに樹脂モルタルを塗ってもらってます。親方が横で「違うだろ、そうじゃないだろ、こうやってみろ」と指導していました。この職人さんの手さばきを、見る人が見れば、プロチックかどうかすぐに解ります。僕も20歳で塗装業界に入り、でっちの時代もありましたから、懐かしいなって見てました。昔は親方からは見て覚えろと、ろくな指導もありませんでした。技を盗み自分のものにするしかない時代でした。今はそうでなくても人手が足りない時代ですから、見て覚えろなんか言ってたら、職人さんの成り手はないでしょうね・・・・(*_*)
現在樹脂モルタルを塗ってますが、乾燥したら再度仕上げ塗り致します。左官工事が終わったら、今度は樹脂モルタルの上に塗装していきます。
塔屋のタイル部分にエフロレッセンス発生
塔屋の天端に笠木未設置
塔屋の内壁を左官さんに樹脂モルタルをしごいてもらってるのは、実は内壁の反対に水分が廻り、エフロレッセンスを引き起こしているからです。また塔屋の天端には笠木の設置が施されてないため、天端からも漏水しています。こうして漏水してしまうと、建物の基材がどんどん劣化していくので、ビルも住宅も定期メンテは必要です。気が付いた時には、時すでに遅しという場合も多々ありますので気を付けて頂きたいですね。
今日からエフロレッセンスが発生している部位周辺のタイル剥落防止で、樹脂注入を行います。タイル目地に穴を数箇所あけ、樹脂を注入していきます。その後にステンレスのピンを打ち込み、躯体とタイルが剥落しないようにカッチリと固定します。
笠木の天端は板金屋さんにお願いし、カラー鋼板で笠木を加工し現場で取り付け致します。こうして今後、タイル部分に水がかからないようにしておく事で、タイル剥落にストップをかける事が出来ます。
塔屋樹脂注入と、塔屋内の塗装は次回お届け致します。
ではまた明日!(^^)!