仮設足場が完了したら、まずは洗浄作業から始めます。長年のチリ、ホコリ、汚れ、苔、藻を一網打尽に洗い流します。高圧洗浄はただ高圧で流せば良いというものではなく、間違って脆弱な部位に流してしまうと、雨漏れを引き起こす可能性もあるので注意しながらの作業となります。

今回の屋根はセキスイＵ瓦、この屋根はカバー工法として一世風靡した時代もありましたが、安価で軽く良い点もありますが、経年劣化と共に割れてしまうのが難点です。割れると洗浄水が屋根地に到達し、室内に雨漏れを引き起こすので、瓦の割れは予め点検し、補修しておく必要があります。

モルタルもクラック(ひび割れ)が発生していると、まれに雨漏れする場合もありますが、屋根ほどの流量がかからなりので、屋根ほど気を使う必要はありません。

築４０年前後の家は、戸袋が木製（下見板）で出来ており、今でいうべニアを加工したもの。木製ですので再々塗装をしてやらないと、木が水分を吸収すると腐食してしまいます。近年の住宅では雨掛りのある部位には木部の採用が少なくなりました。一時はウッドデッキが流行りましたが、今では殆どが人工木（樹脂製の木）に代わっています。

戸袋の改修方法は、まずは既存塗膜の浮きを確認し、浮いた塗膜は除去していきます。サンダーでケレンすると下地に穴が空きますので、タワシに研磨剤が付いたような器具（マジックロン）で入念に下地調整を行います。

使用塗料は通常のペンキよりキシラﾃデコールのようなステイン系の材料が望ましいと思います。理由としては、ペンキのような表面に造膜してしまう塗料は、木が呼吸するので剥離してしまうという理由からです。僕も年間たくさんの現場に従事していますが、外部の木部塗装は難しいと感じています。※下地の木があまりにも劣化している場合はキシラデｋ－ルのようなスティン系の塗料では無理です。

Ｈ様邸の外壁仕上げ材は、セラミクリーンという材料です。この塗料の特徴は、比較的安価でありながら、外壁のクラック(ひび割れ)に追従し塗装後もクラックが発生し難くなります。また汚染性や防カビ性能も備えてある万能型の塗料となります。屋根の材料はＳＫ化研の屋根フレッシュシリコン、既存の屋根はシルバーでしたが今回はブラウン系の色での塗り替えとなります。

お客様の要望で、庭にある植栽や木製テラス、カーポートはこのさい全て撤去して欲しいと要望がありました。近年のカーポートのほとんどがアルミ製で出来ておりますが、お客様宅はスチール製で錆が湧いていました。またテラスも木製で木部が劣化して波板の張替も出来ない状態でした。玄関わきの植栽は、根が大きくなりすぎて排水枡に根が入り込み、升を爆裂させてしまう危険性もありました。

全て撤去したので、かなりスッキリした感じになりました。

倉敷市浜ﾉ茶屋のＨ様邸は、一枚のチラシからご縁を頂きました。屋根外壁塗装とカーポート、テラス、植栽とたくさんの工事をさせて頂きました。お客様はご高齢で年金暮らしという事もあり、予め使える予算が決められていました。弊社としては厳しい予算でしたが、出来るだけ安価でお客様の意に添えるよう工事内容にも配慮致しました。工事完了後に外に出て、何度も見返し今までやりたかった事が出来た、予算も合わせてくれ、やりたい事全てが出来ましたと、大変ご満足頂きました。

予算と仕事内容、お客様のライフプランに添った工事内容であり、満足度も高い結果で、僕も嬉しく思います。

Ｈ様どうもありがとうございました、今後も健康には十分留意しお過ごし下さい。

『街の外壁塗装やさん』ではお客様のライフプランと予算に応じた工事内容を提供しています。外部リフォームが気になるようでしたら一度お声え掛け下さい。フリーダイヤル０１２０－１０６－３３３お電話お持ちしています。