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屋根と外壁を同時に塗装し、数年経過した後に、屋根だけが色褪せたり、艶がとんでしまうという現場があります。お客様からすると、また足場を架け屋根だけ塗装しないとダメなのか?足場無しで補修で済むのか?使った塗料が悪かったのか?不安は募ると思います。この現象は、例えば屋根外壁をシリコン塗装したとしましょう。屋根は外壁より紫外線量が多く、また風雨も直接受けるので屋根のほうが外壁より早く進行してしまうからです。また屋根に同じシリコン塗料でも水性シリコンを使用した場合、劣化速度が速く劣化が進行してしまいます。これらの現象を食い止めるには以下の事に注意すると良いでしょう。
①屋根には水性系の塗料を使用しない。
②外壁がシリコン塗料だとしたら、屋根はフッ素樹または無機質系樹脂塗料を使用する。
①②の仕様を組む事で、屋根だけが著しく劣化していく現象は防げると思います。